歴史の中で培った高度な技術力とノウハウで、
次の世紀まで残るインフラを
構築しています。

土木部門

名工建設の土木部門は創立当初から会社の中枢を担い、トンネルや道路、上下水道、地下鉄工事、さらには市街地開発事業へと分野を広げ、市民生活の基盤をささえてきました。特に名工建設の得意とする鉄道施設の建設・維持・補強などの分野においては、蓄積した技術、そして最新の技術を駆使し、大きな成果と信頼を得ています。また、自然災害に対する対応力が強く求められる土木事業には、今、かつてないほどの高い技術ニーズが寄せられています。

名工建設では、創業以来の豊富な経験と実績をベースに、優秀な技術者の育成を図るとともに、産学官協同研究への参画を積極的に進め、土木技術の進化や新技術・新工法の開発に大きな成果をあげてきました。

また、当社の優位性として挙げられることは、信頼性の高い技術力が求められる鉄道工事で得たノウハウを、一般の公共工事に反映したり、あるいは逆に一般の公共工事で培った技術を、鉄道工事で活用するなど相乗効果による技術力の昇華を図っています。

そうした技術を活かして、近年では大地震を想定した上での線路路盤の強化や高架橋・駅舎の構造の強化、さらには地盤の液状化対策、斜面の円弧すべり対策、コンクリートの中性化対策などにも、名工建設ならではの耐震補強技術が効果をあげています。

「技術提案型」時代への対応。

より便利に、より快適に、より安全に、より効率的に……社会基盤づくりに対するニーズの高度化・多様化に伴い、土木事業にも高度かつ高精度な技術が求められています。また近年、入札方式についても「総合評価方式」が注目を集めています。どんな技術を有しているか、それは受注競争の厳しさが増す中で、大切な要素となっているのです。

名工建設では、施工実績を積み重ねる中で、優秀な技術者を育て、次世代に継承していくと共に、軌道部門・建築部門との綿密な連携、そして産学官協同開発への参画を積極的に進め、技術力の向上に努めています。

技術力向上にむけて、産学官協同研究を推進。

土木事業においても提案力が問われる時代の中で、名工建設では、大学やコンサルタントなどとの協力体制の強化を図っています。
たとえば新幹線コンクリート構造物の表面保護工法の開発についても、コンクリートの専門家、非破壊調査の専門家など、それぞれの分野で研究を重ねてきた大学の先生方と共同で進めています。
これからも産学官協同を積極的に進めることにより、さらなる技術の向上、そして技術力をバックにした提案力の向上に努めていきたいと考えています。

矢作川流域下水水処理施設

他部門との連携が生む相乗効果。

名工建設の特色は、軌道部門を有していることです。より特殊な技術が求められる鉄道工事を通して得た技術を、一般の公共工事に活用する。あるいは逆に、一般の公共工事で培った技術を、鉄道工事で活用する。このような相乗効果の発揮を通して、技術力の向上を図っています。