DIMRO
(光ファイバ変位計測システム)

長体構造物の変位・振動計測システム

DIMRO®(※1)は、長体構造物(鉄道、橋梁、トンネルなど)の鉛直変位と水平変位、及び振動を同時に計測できるシステムです。
センサ部には、光ファイバセンシング技術を応用し、静的・動的変位を同じシステムで計測することが可能です。
※1:Displacement Measurement of Rail /Road trucks Optical fiber sensing technology

鉄道・路盤の挙動

コンクリート橋の挙動

トンネルの挙動

概要

センサは二重管構造で、1本5mのものを10本1ユニットとして構築します。内管には光ファイバセンサ(FBG)を4方向に取付け、対向する歪みの差分で曲げを計測して変位を算出します。二重管構造のため、外管が内部のセンサを防護するとともに、直射日光や外気を遮断し温度変化に依る影響を少なくする構造となっています。

5大特徴

特徴1

電磁気の影響を受けない高い信頼性

センサ部に光ファイバを用いることで落雷や電気誘導など電磁気の影響を受けず、高い信頼性があります。

特徴2

1つのシステムで動的・静的の2つの計測が可能

1つのシステムで静的計測(サンプリング速度:1秒に1回)、動的計測(サンプリング速度:1秒に1000回)が可能です。

特徴3

長期の野外設置に対応

計測装置の外観に耐候性塗装(ガイナ塗装※2)を施しており、長期の野外設置に対応できます。
※2:ガイナ塗装は株式会社日進産業の登録商標です。

特徴4

高い耐振動性、耐衝撃性

JIS規格 E3014振動試験の3種、JIS規格 E3015衝撃試験の4種をクリアしており、高い耐振動性、耐衝撃性があります。

特徴5

最大200mまで延長可能

1ユニットで50mにわたる計測ができ、最大200mまで延長可能です。

実績

軌道の影響計測(軌道越し推進工事)

新幹線橋梁軌道の影響計測

軌道盛土の影響計測(盛土耐震補強工事)

仕様

寸法 断面:φ60.5mm 
長さ:50m(1ユニット)
測定点間距離
(両端不動点)
10~50m
(最大4ユニット連結可能、~200m)
計測範囲 ±45mm
(測定間距離:10m弦)
サンプリング速度 1Hz~1000Hz
読取り分解能 0.1mm

計測・解析例

動的計測

(1)PC橋桁の挙動を高精度に検知
(2)周波数分析により列車振動及びPC橋桁の固有振動数を特定

静的計測

(1)軌道の沈下をリアルタイムに検知

(2)測定対象物の変位を3次元(3D)表示

  • ・画面を回して見たい方向から変位の状況を確認できる。
  • ・変位量を大きさや、方向別を色で識別。

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