軌道部門 鉄道の夢をひらく未来型軌道の開発。世界からの技術要請にも積極的に応えています。

人々の生活に欠かせない新幹線の安全を支える誇りを胸に。

軌道部門では、JR東海の新幹線・在来線の
メンテナンス・敷設工事を担っています。
人々の毎日の生活、
そして地域経済の発展に欠かせない鉄道の安全を
長年にわたって守り続けてきたことは、
名工建設の大きな誇りです。


軌道部門は、名工建設の設立の原点です。

名工建設は1941年6月、当時の「鉄道省輸送力増強施策」を実現するための鉄道工事専門会社として誕生しました。つまり、軌道部門は、名工建設設立の原点となる部門です。設立以来60年以上にわたり、鉄道省、国鉄、JR東海の鉄道工事に一貫して携わり、安全・安定・快適な輸送を守るという使命を果たしてきました。
その歴史の中で、変化に富んだ日本の国土において、最新鋭の新幹線から在来線に至るまで、あらゆる軌道構造の新設工事・改良工事・メンテナンスを、安全・確実に実施するためのノウハウを培ってきました。
現在ではJR東海の新幹線・在来線、さらには愛知環状鉄道、城北線、名古屋市営地下鉄などの軌道工事において、その技術力をいかんなく発揮しています。

鉄道路線の安全確保に多大な貢献。

軌道工事には大きく分けて、保線作業と敷設工事の2種類があります。
保線作業とは、鉄道の安全、正確さ、快適な乗り心地を確保するために、メンテナンスを施す重要な業務。その作業のほとんどは最終列車から始発列車までの間、深夜に実施されます。たとえば、世界一の安全性を誇る新幹線。最新の保線作業車による綿密な点検に加え、50名を越える作業者が各種の機械を駆使してレールの水準や軌間、高低を点検補修し、安全輸送の裏方を担っています。このように日本を代表する輸送機関である新幹線をはじめ、鉄道の安全・快適を担う誇りは、名工建設全体のバックボーンとなっています。

あらゆる軌道構造の建設が可能。

敷設工事とは、新しい軌道を新設すること。名工建設では、従来のバラスト軌道に加え、スラブ軌道、弾性直結軌道など、さまざまな軌道構造に対応できる技術力を有し、メンテナンスの削減、乗り心地の良さ、環境面に配慮した敷設工事を行っています。スラブ軌道と弾性直結軌道の工事には、高い仕上がり精度を要求され、特殊な技術が必要です。名工建設では、名古屋市内の地下鉄、愛知環状鉄道の複線化、つくばエクスプレスにおいて実績を積み重ね、高い評価を得ています。

安全確保を第一に。

軌道工事は線路内で行われるため、作業者の安全確保には最大限の注意を払う必要があります。名工建設では公共輸送機関の工事に携わる社会的使命を強く認識し、列車の正常運行を決して乱すことのないよう、独自の安全施策を展開。毎日の移動手段として安心してご利用いただくことを常に心がけながら、工事を行っています。

海外技術協力を積極的に推進。

鉄道工事は、一般の土木工事と比べ、施工管理や工法について特殊な知識・技術が求められます。世界一安全に運行されている日本の鉄道システム、軌道構造は各国から注目を集めており、多くの国でそれらを取り入れた鉄道の運用をめざしている中で、名工建設は培ったノウハウを世界各国に伝える役割も担っています。
1982年、アルゼンチン国鉄ロカ線近代化工事への技術協力を皮切りに、各国への技術者(スーパーバイザー)派遣を続けています。対象工事は、電化、複線化、駅改良など、多岐にわたり、また、業務内容も、測量、工事計画、線路切換計画、施工管理、施工技術の指導など、鉄道工事全般にわたる幅広いものとなっています。名工建設の基本方針である「安全」を前提としたマネジメントは各方面で高い評価を受け、海外軌道工事では欠かせない存在となっています。

台湾高速鉄道に生きる名工の技術力。

近年の海外技術協力の事例では「台湾高速鉄道」があります。名工建設は、全長345kmのうち、台中から台南にかかる104kmの軌道敷設工事において現地建設業者の技術指導を担当。他社に先駆けて完成に至った技術力と高いマネジメント能力が認められました。
また、インドネシアでは国鉄南線の複線化工事が名工建設の技術指導のもとで進められています。名工建設の技術者は、森林環境問題に配慮した合成枕木の採用を提案するなど、新しい技術を根づかせようと努めています。

▲昭和40年10月頃 東海道新幹線夜間保守作業
▲名古屋市営地下鉄 山下通り工区
▲名古屋市営地下鉄4号線 大幸地下車庫
▲NBSによる道床更換工事
▲愛知環状鉄道スラブ軌道敷設工事

海外での主な技術協力実績

事業内容 工事期間
アルゼンチン国鉄ロカ線近代化工事 1981年〜1986年
ボリビア共和国鉄道災害復旧工事 1986年〜1988年
インドネシア国鉄中央線高架軌道工事 1991年〜1992年
インドネシア国鉄3線信号軌道工事 1992年〜1994年
フィリピン国鉄通勤南線改修工事 1996年〜1999年
台湾高速鉄道建設工事 2003年〜2006年
インドネシア国鉄ジャワ南線複線化工事 2004年〜2007年