経営計画
当社は、2021年度から2023年度までの
3年間の経営計画を策定いたしました。
- 第18次経営計画[2021年度 ~ 2023年度(3ヶ年)]
- 第18次経営計画(PDF:1.7 MB)
経営計画策定にあたり
2019年末に発生し世界経済を揺るがしているコロナ禍の影響は、先行きの不透明感を一層高め、今後の想定をより困難なものにしており、このような状況下、第18次経営計画がスタートを切ります。コロナ禍により民間需要が減少し、必要受注量の確保に苦戦を強いられることが予測されますが、名工建設の企業理念に基づき、経営基盤を強化し、安定的な受注と収益を確保して難局を乗り越えていかなければなりません。
安全への取り組みについては、安全最優先の企業風土は定着しつつあるものの、重大な事故に繋がりかねない事象も発生しています。マニュアルにのみ頼る行動や個々の事故事象への対症療法的対応だけではない切り口が必要であり、一人ひとりが安全を優先することに対する意識を更に高め、「全員参加による安全文化確立のための『環境(組織)・人・仕組み』づくり」に向けた安全施策の定着を経営計画の中心に据えて取り組むこととします。
次に、品質確保においては、不適切な施工管理により不良事象を発生させれば顧客の信頼を失墜させることになります。「技術の名工」の名に相応しい施工管理を行うために更なる体制強化と仕組みの構築を図る必要があります。
また、コンプライアンスに関しては、不正・不適切行為を発生させることは、今まで培ってきた顧客並びに社会からの信頼の喪失に繋がることを強く認識し、すべての役員・社員がコンプライアンスの重要性について更に理解を深め、全社一丸となってその防止に取り組まなければなりません。
社会環境に目を向ければ、今後、厳しい経済情勢が続くとの見方が高まるなか、企業として生き残りを図る上で、収益力を高めることが更に重要となり、様々な努力をする必要があります。その中で、効率化を図り、働き方改革への適応を進めるためにDXの検討と推進は避けて通れない課題であり、社会的・技術的動向を見極めつつ取り組みを強化していくこととします。
こうした現況の中、今わが社として必要なこと、パワーアップすべきことは
「信 頼」 安全・品質の追求と社会的責務の遂行
「競争力」 低コストで顧客の多様なニーズに対応
「実行力」 変化を乗り越える技術力と機動力の発揮
の3つであり、これらを機軸に社会情勢に左右されない盤石な経営基盤を構築するための3ヶ年計画を策定することとします。なお、コロナ禍の収束等により経済環境が変化した場合には、柔軟に適応し計画の見直しを図るものとします。
第18次経営計画の目標
経営目標

「3Cイノベーション」は、経営目標とした信頼(Confidence)、競争力(Competitiveness)、実行力(Capability)の「3つのC」を新たな機軸にして、盤石な経営基盤を構築するための変革「イノベーション」を進めることを企図しています。
数値目標
経営指標 | 目標値 |
---|---|
重大な労働災害・ 鉄道運転事故 |
ゼロ |
受注高 | 800億円以上 |
売上高 | 800億円以上 |
経常利益率 | 4.0% |
目指す企業像
「安全と技術の名工」
「社員が誇れる企業」
重点課題と取り組み
経営目標 1.信頼(Confidence)安全・品質の追求と社会的責務の遂行
- ・全員参加による安全文化の確立のための 「環境(組織)・人・仕組み」 づくり
- ・品質管理能力の向上
- ・自律的なコンプライアンス風土の確立とリスクへの迅速な組織的対処
- ・CSR・ESG・SDGs、BCP、働き方改革対応
経営目標 2.競争力(Competitiveness)低コストで顧客の多様なニーズに対応
- ・低コストでの良質な工事成果品の提供
- ・JR工事の確実な遂行
- ・官公庁工事での競争力向上
- ・民間建築での安定受注
- ・成長戦略
経営目標 3.実行力(Capability)変化を乗り越える技術力と機動力の発揮
- ・DX推進による業務執行方法の変革
- ・技術力向上・技術開発等
- ・中長期的視野に立った人材活用と育成
- ・要員の確保と機動的要員配置
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