軌道部門プロジェクト

新大阪駅改良軌道工事

工事件名 新大阪駅構内軌道新設ほか(1)~(3)
工事期間 平成19年12月~平成26年2月

JR東海では東海道新幹線の大阪地区における輸送基盤の強化を図るため平成19年度から新大阪駅構内の改良工事に着手して来ました。ホーム1面増設、駅西方の引き上げ線の増設等、完成まで7年を要する大プロジェクト工事に当社の軌道部門も参加し、平成25年度の使用開始に向けて7名の社員が奮闘中です。
現在までに数台の特殊分岐器を挿入したり、今工事の中で最大の難関と言われた一夜に作業員450人を投入しての三箇所同時切換工事も無事終了し、24年度初から最終段階の引き上げ線及び27番ホーム部分の新設工事に着手して行きます。

工事現場の両側には多くのマンションが点在し、毎日の夜間作業も沿線住民の安眠を最優先に考え、低騒音の機材を使用したり、照明の照射方向に配慮するなど特段の注意を払っています。
工事着手してから本日までの無災害労働時間は201,000時間を超えました。これだけ多くの人員を投入し、何回もの切換え工事を施工し続けていますが、未だに「労働災害ゼロ」で推移しています。これが現場社員の大きな自信につながり、明日への活力となっています。

完成すると「のぞみ号」が増便できるとともに、災害等、異常時の列車ダイヤ回復能力が大幅に向上しますが、新幹線を利用するお客様が更に増えること!それが我々保線屋の夢であり、工事に携わる自慢のひとつです。

台湾高速鉄道プロジェクト

近年の海外技術協力の事例では「台湾高速鉄道」があります。
名工建設は、全長345kmのうち、台中から台南にかかる104kmの軌道敷設工事において現地建設業者の技術指導を担当。他社に先駆けて完成に至った技術力と高いマネジメント能力が認められました。