ポータブル回転圧入機
(鋼管杭打機)

重機が搬入できない狭隘な場所でも施工可能

ポータブル回転圧入機(PPRD)は、鋼管杭(Φ200)を回転圧入により打設するポータブルな杭打機です。
分解して人力で運搬・組立が可能な固定式の初号機と、杭打機本体をキャリアに搭載し移動可能な2号機があります。
初号機は、盛土法面のように、重機の搬入が困難な狭隘な場所での施工に適しており、回転圧入により杭を打設するため騒音・振動など環境面の配慮が必要な場所にも向いています。新幹線の防音壁基礎などの施工実績があります。
2号機は、軽ミニバンくらいのコンパクトなサイズで、ホーム上への搬入も容易であり、夜間の間合におけるホーム上での杭打ち工事に適しています。コンクリートガラなどの障害物を含む地層にも対応します。ホーム可動柵基礎新設の実績があります。

Portable Pile Rotate Driver

PPRD初号機(防音壁基礎新設)

PPRD2号機(ホーム可動柵基礎新設)

周辺環境に考慮した施工方法

油圧により鋼管杭を圧入するため低騒音・低振動となり、周辺環境にやさしい施工方法です。

仕様(回転圧入専用機械)

PPRD初号機 PPRD2号機
鋼管径 200A 200A
フィード 圧入力 52.7kN 49.4kN
引抜力 36.2kN 49.4kN
ストローク 300mm 500mm
回転 回転トルク 9.27kN-m 9.64kN-m
回転数 0~4.1/4.9rpm
(50/60Hz)
0~8.5/10.2rpm
(50/60Hz)
チャック 施工時 オートチャック 回転トルクによる
セルフロック
管セット時 オートチャック ネジ締め込による
手動式
油圧
ユニット
台数 2台 2台
電動機容量 各7.5kW 15kW、3.7kW
電源 AC200/220V
(50/60Hz)
AC200/220V
(50/60Hz)
45kVA以上の
発電機が必要
クローラキャリア ディーゼルエンジン
出力7.7kW

PPRD2号機の形状・寸法