SMIC工法
(開放型耐震補強工法)

SMIC工法とは

  • ■ 既存RCおよびSRC造建築物を対象とした柱・梁の構面内に、鉄骨と繊維補強コンクリートで構成される「プレキャストCES部材」を接着接合にて一体化し、耐震性能を向上させる開放型の耐震補強工法です。
  • ■ (一財)日本建築防災協会 技術評価取得
    建防災発第14100号(平成26年12月16日)
  • ■ NETIS(新技術情報提供システム)に登録・公開
    登録番号:CB-120019-A

特長

開放性

SMIC工法なら補強後も…

  • ■ 居住性・機能性・採光を保つことができます。
  • ■ ブレースがないので、人や車の通り抜けが可能です。

低騒音・低振動

  • ■ 既存の柱・梁と「プレキャストCES部材」を接着接合しますので、騒音・振動・粉塵の発生を軽減することができます。

下階抜け設計が可能

  • ■ 検討次第では、必要階のみでの補強が可能となりますので、トータルコストの削減、工期短縮を図ることができます。

現場での工期短縮

  • ■ 既存の柱・梁構面内に、工場で製作した「プレキャストCES部材」を組立て・取付けるだけなので、現場での工期が短縮できます。

品質安定

  • ■ 補強に使用する「プレキャストCES部材」は、(一社)プレハブ建築協会による国内N認定を取得しているPC製造工場で製作していますので、品質が安定しています。

標準工程(SMIC工法 1構面)

※「プレキャストCES部材」の製作期間は、現場実測・図面承認後約55日、現場での取り付け作業は約7日間です。

補強効果

  • ■ 既存部材と「プレキャストCES部材」との合成効果により、曲げ耐力・せん断耐力が向上します。
  • ■ 「プレキャストCES部材」が鉄骨コンクリートであるため、SRC造のせん断柱相当に靱性が向上します。
    (RC造のせん断柱では、 F値が1.00→1.27に向上します。)
  • ■ 軸支持能力を維持できるため、建物の崩壊を防止します。

補強タイプ

  • ■ SMIC工法の補強タイプは3種類です。同一断面の場合、ロ型が一番耐力があります。
  • ■ 他工法との併用も可能です。例えば、補強計画上、塞がれても問題のない箇所には在来工法を採用し、開口確保が必要な箇所にSMIC工法を採用して不足耐力を確保すれば、機能的かつ経済的な耐震補強ができます。
  • ■ 地震時に柱が壊れ、それまで支えていた床を支えられなくなるおそれがある時、柱に「プレキャストCES部材」を取付けることで柱の軸耐力を向上させる補強(≒第2種構造要素の解消)をすることができます。下階抜け補強のみに用いる場合、I型は柱のみ補強することができるため、短工期で効率的な施工が可能です。

施工事例

共同住宅(ロ型)

プレキャストCES部材 設置前

プレキャストCES部材 仕上げ後

  • ■ 地中梁の天端が深い建築物では、下層補強梁を埋めることによりSMIC工法ロ型タイプの補強でも、門型タイプと同様にピロティ部を使用することが可能です。

幼稚園(ロ型)

プレキャストCES部材 設置前

プレキャストCES部材 仕上げ後

  • ■ 「プレキャストCES部材」は、鉄骨を繊維補強コンクリートで被覆していますので、コンクリート面と同等の仕上げができます。耐火性、耐腐食性にも優れています。
  • ■ 「プレキャストCES部材」の内側に、サッシを取付けることも可能です。

施工方法

クレーンとバランサーによる設置例

  • ■ バランサーを使用することにより、現場での作業時間を大幅に短縮できます。

レールと台車による搬入例

  • ■ 「プレキャストCES部材」は工場で4ピース以上に分割して製作後、現場へ搬入しますので、狭隘敷地でも施工可能です。

動画をご覧いただけます

施工手順等の説明がございますので、ご参照ください。

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